【79】Ⅱ型キッチン ヨーロピアンクラシック扉(白)

マンションリフォームで納品させて頂いた北欧ナチュラルモダンなオーダーキッチンです。

ご相談頂いた時は、ある大手リフォーム会社様で検討されていましたが、デザイン面や価格面での不満・不安をお持ちでしたので、いつものように信頼できるリフォーム会社様を紹介させていただき、タッグを組んで対応させて頂きました。

結果、とても満足のいくリフォームになったとの事で、お施主様にも大変喜んでいただけました。

キッチンは壁側にコンロ及びトールキャビネットを配置し、シンクと食洗機が備わったアイランドキッチンを組み合わせた、いわゆるⅡ型レイアウトになります。最近は、このⅡ型レイアウトの人気が出てきたように感じています。

特にマンションリフォームでは、アイランドにそれなりのワークスペースを確保したい場合、コンロとシンクを分けた方が良いと思います。今回も、お施主様はお菓子・パン教室の開催を予定されておりましたので、シンク脇にも十分のスペースが確保できました。

天井を縦横無尽に走る梁やレンジフードのダクト経路など、マンションリフォーム特有の問題に悩まされましたが、うまくクリアできたと自画自賛しております(笑)

ガスコンロが設置されたカウンター部分は約216cm、電気オーブンがビルトインされたトールキャビネットの幅は約125cmになります。

シンクと食洗機がビルトインされたアイランドキッチンは長さ約200cmで奥行きは90cmになります。

ダイニング側にも収納を設け、また、見た目に箱感が出るように天板の長さを調整しました。

扉のデザインは、いつものエレガントモダンとは少し違い、シンプルな框デザインで北欧のナチュラルモダンのような扉材になっております。そこにダークブロンズのちょっとクラシカルなハンドルを組み合わせました。

色はDN-93という少しグレーが入ったホワイトの5分つやで塗装されており、無垢オークのフローリングと合わさって、落ち着いた雰囲気になっています。

ハンドルは扉の真ん中(鏡板といいます)ではなく、外側の框部分に取り付けられており、引き出しは横方向に、開き戸には縦方向に取り付けました。

シンクはカラーステンレスシンク(COMO-S15R)のホワイト、水栓はTOTOのTKWC35ESになります。また、三菱クリンスイのアルカリイオン整水器(AL700)を組み合わせています。

クォーツカウンターはフィオレストーンの新色であるグリスサボンになります。ユーロキッチンズでも初めて使いましたが、とても上品で素敵な柄でした。(写真では白トビして、うまく表現できていませんが・・・(泣))

食洗機はミーレの25周年記念モデルの4920SCiです。いよいよ今月末で終売となりますが、ユーロキッチンズでも大変お世話になりました。現在は同じ金額で幅45cmの120周年記念モデルが販売されておりますので、ぜひご検討ください。

 

ガスコンロはリンナイのグリエ(RHS71W16ALR)、レンジフードはアリエッタのバルケッタをお選びいただきました。梁をかわしながら取り付けるために一工夫が必要でしたが、うまく納まりました。

タイルはお施主様がタイルパークで購入されたグレージュのサブウェイタイルです。あまり主張しすぎずに、さりげないおしゃれ感が出ていて、ナイスチョイスですね。

電気オーブンはミーレの中級グレードであるH6461BPです。ガゲナウの電気オーブンと迷われており、ミーレのワークショップに参加されたり、ガゲナウショールームで実際にクッキーを焼かせてもらうなど、いろんな角度から検討されましたが、最終的にはミーレ製をお選びいただきました。

電気オーブン脇にはお手持ちの電子レンジを置くためのスイングアップ扉キャビネットです。

トールキャビネット下部は、お菓子道具を入れるために全部引き出しではなく、1段引き出し+開き戸を組み合わせたキャビネットにしました。

上段は開き戸キャビネットです。背面は梁が通っている事もあり、奥行きを短くしています。なかには可動棚が3枚用意されており、収納物の高さによって調整する事が出来ます。

コンロキャビネットは2段引き出しです。コンロの手前には小さな調味料入れがあります。

幅30cmのボトルラックです。2段のワイヤーラックは高さを変える事が出来るので、収納する調味料によって調整できます。

シンク下はゴミ箱を置けるようにオープンスペースになっています。ゴミ箱が出し入れしやすいように床が繋がっておりますが、扉が付いているので、普段は隠す事が出来ます。

開き戸なのですが、ハンドルを横方向に付ける事でタオル掛けとしても使う事が出来ます。

ダイニング側の開き戸キャビネットです。奥行きは少ないのですが、ちょっとしたものを収納する事が出来ます。こちらも可動棚が取り付けられていますので、高さを調整する事が出来ます。

コンロの左側には冷蔵庫のスペースがあり、さらに奥に進むとパントリースペースになります。パントリーにはサブの冷蔵庫(写真に写っているシルバーの冷蔵庫)や建築工事で取り付けた多くの棚が設置されており、引き戸で区切られます。

 
 
 

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